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千葉の地域紹介

「東洋のドーバー」銚子屏風ヶ浦

自治研ちば vol.3(2010年10月)より転載

銚子屏風ヶ浦

<シリーズ千葉の地域紹介>
…銚子市役所 平野 寛

銚子市の名前の由来は、利根川の下流部の川幅が広いにもかかわらず、河口付近の幅が極端に狭く、川の水が外洋に流れ出している状態が酒器の銚子の口から酒をつがれている様子に似ているところから起こったというのが定説となっています。 銚子市は、千葉県と同様に、三方を水に囲まれた伝統ある港町であると同時に、風光明媚な観光地です。

 市の南東、名洗から旭市刑部岬にかけて約10kmにわたって続く『屏風ケ浦』は銚子のシンボルともいえる景勝地です。茶褐色の断層があたかも屏風を立てたかのように見えることから名付けられたその雄大な景観は、『東洋のドーバー』とも呼ばれています。  市の東側、関東最東端の犬吠埼に立つ白亜の灯台もまた、銚子市の代表的な景観です。1874年(明治7年)に国内24番目の西洋式灯台として完成した犬吠埼灯台は、全高31.6m、海上を約36kmにわたって照らすことができます。1998年には『世界各国の歴史的に重要な灯台百選』に選ばれました。

 この犬吠埼に隣接する君ケ浜は、『日本の渚百選』の一つです。波が荒いため遊泳には不向きですが、初日の出の名所として有名です。山頂・離島を除き日本で一番早く初日の出を拝むことができます。

 これらの海岸の風景以外にも、漁港や昔ながらの港町の風情を残す町並みや人気ローカル線の銚子電鉄など多くの観光スポットがあります。また、今回はご紹介できませんでしたが、温暖な気候や海などの風土に恵まれ、魚・野菜・果物など『海の幸・陸の幸』おいしいものがたくさんありますので、ぜひ、お越しいただき銚子の魅力を感じていただければと思います。

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