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千葉の地域紹介

夢がある、生きがいを感じる、住んでよかった長生村


自治研ちば vol.24(2017年10月)より転載

<シリーズ千葉の地域紹介>

…長生村役場総務課

大漁にわく地引網

長生村は、千葉県の房総半島九十九里に面し、東京都心から約60㎞、千葉市から約30㎞の距離にあり、太平洋の黒潮による影響を受けて、年間を通して温暖な気候です。

交通は、西部から南部にかけて国道128号とJR外房線が通っており、村内には八積駅があります。千葉駅までは普通電車で約45分、東京駅までは茂原駅から特急で約1時間と、首都圏への利便性に恵まれた距離にあります。

産業は、温暖な気候と平坦な地形を利用して、稲作や野菜栽培、酪農のほか、九十九里浜での沿岸漁業を中心に発展してきましたが、昭和57年に西部工業地帯が開設されたことにより、工業生産が伸びています。

また、美しい海岸一帯は県立九十九里自然公園内にあり、首都圏のレクリエーション地として知られ、夏季には海水浴客で賑わいをみせています。

■大地と海の恵みの特産品

環境保全型農業推進コンクールにて関東農政局長賞を受賞したアイガモ農法によるコシヒカリを始め、遊休農地の解消を目的として、無農薬、ミツバチ交配で栽培した「そば」、海の幸では夏季になると地曳網でとれた「アジ」、冬には千葉ブランド水産物・地域特産水産物に指定されている「青のり」といった年間を通して特産品があります。

■四季折々のイベント~秋は産業まつり・C1グランプリ同時開催~

C1グランプリの様子 村では、1年間を通じてイベントを開催し、村内外の方々で賑わいをみせています。 春はアイガモオーナー制度によるアイガモ放鳥式、夏には一松海水浴場の開設や盆踊り大会など村外からも多くの方が来訪されています。そして、秋はそばオーナーによる、そばの刈取りやそば打ち体験が行われます。

これから行われるイベントでは、11月4日に尼ヶ台総合公園にて産業まつり・C1グランプリを開催します。C1グランプリは、長生地域のご当地グルメを集め、来場者の人気投票により、No.1を決定するイベントです。また、産業まつりでは地元の農産物の販売や、模擬店、ミニ上棟式などが行われます。

■保小中一貫教育 ~15歳の春を笑顔で迎える~

村では、平成29年度より「保小中一貫教育」に取り組んでいます。 生まれてから義務教育の課程を修了し、進路決定するまでの15年間を支えていきます。 具体的には、職員間による研修などを行い、子どもたちとふれあいの機会を設けています。

英語教育については、必修科目の動きに先駆けて、平成28年度より全校にALTの配置や、国際教育の一環として、平成25年度より中学生を対象とし、海外派遣研修を夏休み期間に実施しています。

今後も、ICTの導入や、奨学金制度、子どもたちのための体験学習などといった教育の環境整備・充実を図っていきます。

■八積駅を中心とした持続可能なまちづくりに向けて

長生村の航空写真 村では、全国的に進む少子高齢化、人口減少に対応すべくJR八積駅を中心とした、八積駅周辺環境整備を実施します。

「人々が集い、交流し、いつまでも快適に暮らせるまちの実現」を八積駅周辺まちづくりの将来像とし、駅へのアクセス道路整備、駅前広場の新設・改良及び自由通路の整備により駅の利便性を向上させ、駅利用者増による交流人口の増加を図るとともに、駅周辺に生活利便施設・公共施設等を集約することで歩いて暮らせるコンパクトなまちの実現を目指します。

また、生活利便施設だけでなく、長生村の持つ緑豊かな地域環境を保全・活用し、緑に囲まれた快適な居住空間の確保にも努めることにより、八積駅周辺を長生村の顔にふさわしい街並みと、生活利便施設を併せ持つ中心拠点として整備し、にぎわいとコミュニティが持続するまちづくりを創出します。

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