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自治研ちば vol.22(2017年2月)より転載
<シリーズ千葉の地域紹介>
…長南町役場 企画政策課 広報統計係 若菜 亮佑
■潤いと安らぎの町
長南町は、都心から60㎞圏内にあり、緑豊かな里山や田園が広がる自然に恵まれた地域で、千葉県のほぼ中央部に位置しています。田園地帯では、良質な美味しいお米が生産され、古くは城下町や宿場町として栄えた歴史をもち、文化的・歴史的遺産が数多く残された文化の香り高い町です。
また、圏央道・茂原長南ICの開通により、移動時間が短縮し、企業活動や観光、レジャーの利便性が向上しました。本町は、年間29万人を超えるゴルファーが、町内8ヶ所のゴルフ場を訪れており、多くの方に長南町を知ってもらうため「キャンペーン」を実施し、長南産米のPR活動を行っています。圏央道を生かした観光に力を入れ、より活気に溢れた町を目指しています。
■悠久の歴史に育まれた町
長南町には、数多くの歴史遺産があります。国指定重要文化財で、四方懸造という特異な構造の「笠森寺観音堂」、房総有数の大型古墳である「能満寺古墳」、風物詩だった郷土玩具「長南袖凧」や「芝原人形」等が例に挙げられます。「笠森寺観音堂」は、坂東三十一番観音霊場に相応しい雰囲気。
起伏にとんだ地形で、深い樹林に包まれています。県内だけでなく、県外からも多くの観光客が訪れ、SNSでは「京都の清水寺に似ている」と、話題になる等、長南町を代表する観光スポットになっています。また、平成28年12月8日に和スイーツのカフェがオープンし、歴史文化を感じながら、ほっと一息つける憩いの場が出来上がりました。
■四季を身近に感じるイベント
長南町では、1年を通じて季節の輝きを感じられるイベントが盛り沢山です。世代を超えた交流と町民の方々との輪で、町が活気に包まれます。4月は、野見金公園を舞台に「長南さくらまつり」。桜が見事に咲き誇り、長南町に春を告げる恒例のイベントです。
6月は、無数のホタルが幻想的な空間を創りだす「ホタル観賞会」や、野見金公園のあじさい、関東随一の長福寿寺の紅花をバスで巡る、「ぐるっと長南花めぐり」が開催されます。県内外から多くの方が訪れ賑わいます。なお、東に九十九里浜、茂原の市街地が一望できる野見金公園には、平成29年4月にカフェテリアがオープンする予定です。四季折々の風光明媚な風景をお楽しみいただけると思います。
他には、「花菖蒲まつり」、「花ハス観蓮会」、「長南フェスティバル」等、豊かな自然を背景に、盛り上がるイベントが1年を通して沢山ありますので、是非一度遊びに来てください。
■数多くの食彩・特産品
長南町には、食の世界で有名なお店が点在しており、町の味覚をお楽しみいただけます。様々なカフェテリア・喫茶店に加え、ラーメン通にはとても有名なアリランラーメン、「ラーメン八平」があります。里山の中間に位置し、長蛇の列が絶えないお店です。
また、特産品では自然豊かな土地でとれた「長南産米」を始め、「椎茸」、「自然薯」、「レンコン」、「ウコン」等、新鮮な農産物・加工品が数多くあります。多くのグルメスポットや、お土産には困らない、沢山の特産品をお求めに是非、長南町へお越しください。
■教育の町・長南の再生
本町では、地方創生の推進や住民福祉の向上、人材育成、学術等の発展に寄与することを目的とし、平成28年8月に、東京家政大学と「連携協力に関する包括協定書」を締結しました。既に長南宿の魅力を再発見する「協働プログラム」や、特産品を使った「丼レシピ開発」等、学生達の若さ溢れる斬新な発想をいただき、着々と人的交流を進めています。
次に本町では、4小学校統合による新「長南小学校」が、平成29年4月から開校します。我が町初の小中一貫型校として、故郷を愛する「長南の子」を育む教育の拠点が始動します。学力と人づくりの教育をテーマに、ICTを効果的に活用し、楽しく分かり易い授業による確かな学力を育みます。
東京家政大学との連携協力による町の飛躍、また、保護者の方々が安心できる、教育環境が整備されたまちづくり。様々な課題を生かし、活用していくことで、長南町の更なる魅力をアピール・発信していきます。