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千葉の地域紹介

未来へ続く My City東金

自治研ちば vo35(2021年6月)より転載

<シリーズ千葉の地域紹介>

…東金市企画政策部秘書広報課

山王台公園から観る九十九里平野の絶景の写真

千葉県のほぼ中央部に位置する東金市は、九十九里海岸から広がる広大な平野部には良質な田園が広がり、北西部に広がる丘陵地は山武杉の森林に覆われている自然豊かな都市です。

徳川家康が鷹狩りのために東金に来訪したことで「御成街道」と「東金御殿」が造られ、周辺に宿場町と問屋街が形成されたことで、物流の拠点として九十九里地域の中核都市に発展しました。

また、千葉東金道路と圏央道の連結地であることや、都心への高速バスやJR東金線などの交通網が整っており、周辺地域と都心を結ぶ交通の要衝となっています。

■大自然が造った広大な景色を一望できるまち
どこまでも見渡すことができる九十九里平野の絶景

山王台公園からの眺望は、ちば眺望100景にも選出されており、広大な九十九里平野を一望することができる、東金市を代表する景勝地のひとつです。

一年を通して絶景を楽しむことができますが、特に「初日の出」には多くの観光客が訪れます。広大な九十九里平野に新年の光が注ぎ込む景観は、新たな年への期待も相まって、とても神秘的な絶景を楽しむことができます。

また、園内には多くの桜が植えられており、春には満開の桜と九十九里平野の絶景を同時に楽しむことができる絶好のお花見スポットとなっています。

眺望を望む展望台前のフェンスには、思いを寄せる恋人同士の名前を書いた、数多くの南京錠が付いています。絶景を観ながらお互いの愛を誓い合う、恋愛成就のスポットとしても人気があります。

■歴史と伝統を感じることができる文化資産
江戸時代から続く絶景桜の名所「八鶴湖」

市内随一の観光スポットである八鶴湖では、周囲約800メートルの湖畔に約300本の市の花「ソメイヨシノ」が立ち並び、桜の季節には満開の桜に包まれた絶景が観光客の目を楽しませてくれます。また、毎年開催される東金桜まつりのメイン会場でもあります。

八鶴湖は、徳川家康が鷹狩りのために来訪した際の宿屋「東金御殿」の庭池として造られた人工池であり、湖畔に所在する明治期創業の老舗「八鶴亭」(国登録有形文化財)などとともに、歴史を感じることのできる観光 スポットとなっています。

市内に伝承される多くの伝統芸能

県指定無形登録文化財の「東金ばやし」の写真市内にはお囃子や獅子舞、鞨子舞など、多くの文化芸能が伝承されています。中でも「東金ばやし」は、東金市旧東金地区の鎮守である日吉神社で隔年で行われる大祭の時に、市内を練り歩く9ヶ村の豪華絢爛な山車の上で演奏されます。江戸時代から明治時代にかけて形づくられたと言われている伝統芸能で、県を代表する無形登録文化財として、天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典にも出演しました。

■豊かな恵みを生かした産業振興
県下最大級の観光ぶどう園「東金ぶどう郷」

市内には農業を中心にさまざまな産業がありますが、中でも「東金ぶどう郷」は関東でも有数の規模を誇る一大観光レジャースポットです。

毎年、8月中旬から9月にかけて、巨峰をはじめとした数種類の品種のぶどう狩りを楽しむことができます。また、オリジナルぶどうソースのソフトクリームや東金産ぶどうで作ったワインやジュース、ぶどう棚の下でのバーベキューなども楽しむことができます。

市を代表する観光・産業資源であり、質が良いと評判の千葉県産のぶどうを楽しむためにお越しになる、県内外からの多くの観光客で賑わっています。

市内の産業拠点 「道の駅 みのりの郷東金」

道の駅登録から6年目を迎え、多くのお客様にご利用いただき、賑わいのある施設となっています。陶びなまつりや桜まつり、新米まつりなど四季を感じられるイベントを開催し、地元の陶芸家を講師にした陶芸教室や夏休みの工作教室、お正月用の門松作り・松竹梅寄せ植え体験など、地域に根ざした教室や体験会も実施しています。

また、県下最大級の売場面積を誇る緑花木市場を有する他、併設のいちご狩りは12月末からゴールデンウィーク頃までお楽しみいただけます。農産物加工場では、六次産業化の拠点施設として、地元農商工業者などと連携して、地域の農産物を活用した特産品の開発を行なっています。たくさんの「ウレシイ・オイシイ・タノシイ」を感じられる施設として、東金市の魅力を存分に感じていただきたいと思います。

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