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自治研ちば vol.46(2025年2月)より転載
<シリーズ千葉の地域紹介>
…大網白里市総務課
おいでよ大網白里市へ
千葉県のほぼ中央に位置する大網白里市は、平成25年(2013年)1月1日に大網白里町から「大網白里市」となり、県内では一番新しく誕生した市です。また、東京都心から約50㎞、電車でも車でも1時間ほどの距離に位置し、比較的温暖な気候で過ごしやすいところです。
東西に広がる本市の西部は、丘陵地域でJR大網駅を中心に商業施設や住宅地、ゴルフコースなどがあります。中央部は、のどかな田園風景が続く田園地域です。東部は、九十九里浜に面した海岸地域となっています。白里海岸では、海水浴、マリンスポーツなどの各種アクティビティを楽しめるほか、雄大な自然を満喫できます。
白里海岸は、太平洋を望む九十九里浜のほぼ中央に位置する約3.5キロメートルの海岸で、古くはイワシ漁で栄えた歴史があります。現在では、年間を通してマリンスポーツを楽しむ方に親しまれ、夏には「白里海水浴場」の開設により多くの海水浴客でにぎわっています。
日の出スポットとしても人気があり、雄大な太平洋から昇る朝日を求めて訪れた人たちが、散歩やヨガなど、思い思いの時間を過ごしています。特に、毎年開催している元旦祭では、未明のうちから多くの人が集まり、新年の到来を初日の出とともにお祝いしています。
海浜植物の群生地域も残っており、初夏には「ハマヒルガオ」や「ハマボウフウ」をはじめとする多くの海浜植物を楽しむことができます。また、千葉県の重要保護生物に指定されている渡り鳥「コアジサシ」の営巣地にもなっており、繁殖期である春先から夏にかけて卵を抱く姿が確認できます。同じ時期には、絶滅が危惧されるアカウミガメの上陸や産卵、ふ化も見られ、関係者による保護活動が行われています。
砂浜の目の前に約1,000台収容可能な駐車場、トイレ、シャワー等の施設が整備された白里海岸では、元旦祭の他にも夏の一大イベント「おおあみしらさとの花火」や海水浴場での海の日イベント、サーフィン大会、フードフェスなど、年間を通じてさまざまなイベントを開催していますので、ぜひ足をお運びください。
県政の礎の地 宮谷県庁跡
市内には数々の文化資源が点在しており、明治初期に周辺地域を管轄する宮谷県(みやざくけん)の庁舎が置かれていた千葉県指定史跡「宮谷県庁跡」の「本國寺(ほんこくじ)」もあります。江戸時代に宮谷檀林として数百人の学僧が学んでいた本國寺は、明治元年(1868年)7月、明治新政府から安房上総(あわかずさ)知県事として久留米藩士 柴山 典(しばやまてん)が任命されると、明治元年12月に知県事役所が置かれ、翌明治2年(1869年)2月、宮谷県が誕生しました。
宮谷県の管轄地は、藩領を除く幕領・旗本領で、旧安房、上総を中心として、下総(匝瑳・海上・香取三郡)、さらに茨城県の一部にまで及び、石高は、約37万2千石でした。 明治4年(1871年)11月、県の統合により旧安房・上総地方が木更津県に統合されるまでの2年9ヶ月間、本國寺は宮谷県庁として県政の表舞台となりました。なお、県政の礎の地として、昭和29年(1954年)に県の史跡に指定されています。
憩いの場 小中池公園
四季を通して豊かな自然が楽しめ、特に休日は家族連れでにぎわう小中池公園。全長95メートルの長さを誇るローラー滑り台や大型複合遊具は、子どもたちに大人気です。春には約90本のソメイヨシノが咲き誇る桜並木が楽しめます。 圏央道大網白里スマートインターチェンジから約2分の場所にあり、休日をゆっくり過ごされるご家族でにぎわっています。
豊かな自然が育んだ特産品
市の特産品は、みりん干し、いわしのゴマ漬け、煮干しなどの水産加工品、はまぐり、ながらみなどの貝類をはじめとする豊かな海の幸です。最近商品化された「イワシせんべい」は、九十九里沖で漁獲され厳選した良質のカタクチイワシを釜揚げし、高温でプレスして薄く焼き上げていて、イワシのうまみや栄養分がまるごと詰まっています。また、千葉県ブランド水産物に認定されている「九十九里地はまぐり」を使った焼きはまぐりは、肉厚、ジューシーで来遊者に人気の一品です。そのほか農業も盛んで、味自慢の新鮮な野菜をはじめ、米、梨、イチゴ、落花生、玉ねぎや長ねぎなどが大切に育まれています。
本市へ訪れて味わっていただくことはもちろん、ふるさと納税のお礼品として取り扱っているものもありますので、大網白里自慢の味を、ご自宅でもぜひお楽しみください。
住みたい・住み続けたいまち
大網白里市は、子育て世帯には安心を、次代を担う子どもたちには健やかな成長をお届けしています。「子育て支援館」や「子育て交流センター」での充実した保育事業を実施しており、令和7年4月には認定こども園として質の高い教育・保育を提供するため、白里幼稚園と白里保育所を統合した「しらさとこども園」を開園します。
また、市民の安全安心な生活を守るため、津波避難施設整備事業を進め、新たな津波避難タワーの設置を予定しています。青い海と緑の里山に囲まれ、都心へのアクセスが楽々な「ちょうどいいまち」に訪れてみませんか。