トップページ> 活動報告> 調査・研究> 地域紹介> 睦沢町


千葉の地域紹介

豊かな自然、住んで良かった・住んでみたい町を目指して


自治研ちば vol.23(2017年6月)より転載

<シリーズ千葉の地域紹介>

…睦沢町総務課&うめ丸

睦沢町のマスコットキャラクターのうめ丸

皆さん、こんにちは! 睦沢町のマスコットキャラクターのうめ丸です。睦沢町に住民登録をしましたので町民として、今回は僕が睦沢町を紹介します。

睦沢町は房総半島の中央部よりわずか東南に位置し、圏央道長南茂原ICより10分、JR茂原駅や上総一ノ宮駅からも10分程のアクセスで睦沢町に来ることができます。

町域は東西に細長く、面積は約35平方㎞、房総丘陵の東端から九十九里平野までの標高差は約150mで、町のほぼ中央を瑞沢川などの小河川がゆるやかに流れ、一宮川に合流し、太平洋へ注いでいます。

この河川に開析された肥沃な耕地と清流、そして温暖な気候が、睦沢の豊富な農産物を生み、永い歴史と伝統・文化を築いて来ました。

■自然きらきら農業のまち

「睦沢町の誇りは?」と聞くと、皆が緑豊かな自然と農業を営む環境にあると答えます。この景観を守るためには、継続的な農業従事者の支援と新たな農産物の加工品開発にあると言えます。まず、睦沢を代表するブランド米の「むつざわ米」の生産に努めています。

このむつざわ米は、町内のかずさ有機センターで生産する籾もみ殻と牛糞ふんによる堆肥を使用し、化学肥料を低減することで環境に優しい循環型農業によって、もっちりと甘みのあるお米ができました。ふるさと納税の返礼品として多くの皆さんにリクエストいただいていますし、道の駅「つどいの郷むつざわ」の看板商品として定着してきました。

この道の駅「つどいの郷むつざわ」には、町内で生産される農産物や花卉き、加工食品等が販売されています。もちろん、うめ丸グッズも販売していますが、僕の顔は、町の特産の青梅からイメージされています。知ってたかな?

■子どもがのびのび子育てのまち

田植え体験 少子高齢化が進む中で、若者定住促進住宅を建設し、定住支援策を進める中で、郡内でもいち早く開設した認定こども園と小中学校とが連携した教育を「保育」と「働き」を共有できる子育て環境として整備してきました。

また、小学校の再編を進め、平成30年4月に新たな「睦沢小学校」が開校します。 そして、地域とともにあるコミュニティスクールを目指し、ふるさとを愛し、社会に貢献できる人を皆で育てる試みが始まります。

■人がいきいき健幸のまち

健幸むつざわロードレース大会 町は、平成25年に「健幸のまちづくり条例」を制定し、すべての世代で「健幸」を意識した取り組みを進めるため、1日9,000歩を歩く「健幸ウオーク」の実施や、元気な高齢者が公民館をはじめとする生涯学習施設で生きがいをもって活動できる様々な講座等を開設しています。

また、毎年、11月の最終日曜日に、健康づくりのイベントとして、マラソンランナーの高橋尚子さんを招聘へいした、「健幸むつざわロードレース大会」を開催し、町の子どもたちを始め、全国からのランナーが一緒に走り、楽しい時間を睦沢町で過ごしています。僕、うめ丸と有機センターのマスコットキャラクターの長生きもみ太郎も走るぜ!よろしく?

■小さな町から発する「新しいまちのかたち」

睦沢町は、地域資源を活用した新しい試みに向けて舵かじをきりました。国の重点道の駅に指定された、道の駅「つどいの郷むつざわ」を一新し、子育て世代や高齢者向けの住宅と健康関連の温浴施設、防災関連施設を兼ね備えた「スマートウェルネスタウン」として、平成31年秋に生まれ変わる予定です。

この施設とスポーツツーリズムの拠点としての総合運動公園等の既存施設や上市場地区、瑞沢地域を結ぶ連携網を築きながらコンパクトなまちを創ります。また、睦沢町と地元の民間企業・団体などと地域電力会社「CHIBAむつざわエナジー」を設立し、地域エネルギーの開発、省エネの推進や災害時の電力供給など防災にも役立てています。僕、うめ丸の住む町役場もこの会社の電気を使い始めました。

こんな睦沢町は、新しい人の流れを生み、住んでみたい町を目指して、地域資源を生かした個性ある町づくりをしています。

↑このページの先頭へ↑