トップページ> 活動報告> 調査・研究> 地域紹介> 茂原市


千葉の地域紹介

茂原七夕祭り

茂原七夕祭り

自治研ちば 創刊号(2010年3月)より転載

<シリーズ千葉の地域紹介>
    茂原市の夏の風物詩 …茂原市役所 鵜澤 輝光

茂原市の夏の風物詩と言えば、茂原七夕まつりです。毎年7月の終わりの3日間開催され、平成21年は主催者発表で約86万人の方々にご来場いただきました。平成21年で第55回目を迎えた茂原七夕まつりについてご紹介したいと思います。

茂原七夕まつりは、昭和29年に榎町商店会が独自に夏枯れ対策として実施したのが始まりです。この試みは大成功を収め、これを茂原市の夏の一大行事にしようという気運が地元で高まりました。そして、翌年の昭和30年に茂原市観光協会、商店会連合会で構成する茂原七夕まつり実行委員会が設立され、商店街の夏枯れ対策と茂原市の知名度を高めることをコンセプトに、第一回茂原七夕まつりが開催されました。

その後、昭和35年(第6回)から実行委員会に茂原市と茂原商工会議所が加わり、茂原商工会議所に七夕まつり実行委員会の事務局が設置されました。

軌道にのりはじめた昭和45年(第16回)からは、七夕まつりの趣旨・企画を一新し、「ふるさとのまつり・市民のふれあいまつり」として、市民が参加して楽しめるという、全市あげての祭典に変わっていきました。

昭和51年(第22回)からは七夕まつりイベントとして「茂原阿波おどり」を大々的に取り入れ、「七夕装飾」と共に、茂原七夕まつりを華々しく開催できるようになりました。現在では、フェスタ会場でのイベントやYOSAKOIおどりなども催されるようになり、大きなイベントが充実した、いわば「イベント型七夕まつり」となっています。

現在の茂原七夕まつりのコンセプトは、茂原市の観光名物を絶やすことなく次世代に継承し、市民のふるさと意識の高揚を図るとともに、「見て楽しく」、「参加して楽しく」市民あげてのイベントとして盛り上げることです。このコンセプトのもと、茂原七夕まつりは、前述のイベントなどを通じ県内外各地の方々と交流することにより街の活性化を図るとともに、市民の郷土愛を育てる土壌となっています。

↑このページの先頭へ↑