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千葉の地域紹介

世界につながる人と文化の交流拠点「鎌ケ谷」

自治研ちば vol9(2012年10月)より転載

<シリーズ千葉の地域紹介>

…鎌ヶ谷市役所

貝柄山公園の風景

豊かな自然と生活の利便性を兼ね備えた交流拠点

鎌ケ谷市は、千葉県の北西部に位置し、総面積約21平方キロメートルの中に、東武野田線・新京成電鉄・北総鉄道・成田スカイアクセス線の鉄道4線と9駅を有する交通アクセスの至便なまちです。

都心から25㎞圏内にあることから、住宅都市として発展しつつあり、人口は平成23年度末で約10万8千人となっています。こうした発展の中にありながら、豊かな農地や緑の環境も併せ持ち、おいしい梨の名産地としても全国的に有名です。

平成22年7月、空港と都心を結ぶ新たな鉄道「成田スカイアクセス」が開通し、私鉄3線が交差する新鎌ケ谷駅が一般特急「アクセス特急」の停車駅となりました。都心や成田空港へのアクセスが飛躍的に向上したことで、地域の交流拠点としての機能にさらに躍動感が加わりました。スーツケースを持った旅行客の皆さんや海外出身の方々が、乗り換えや駅周辺の商業施設へ移動する光景も多く見られるようになり、新線開通の影響を感じられるようになってきています。

プロスポーツなどの地域資源を活用した地域活性化のまちづくり

本市のもう一つの特色として、野球・サッカーなどのプロスポーツを活用したまちづくりが挙げられます。市内にファーム球場があるプロ野球・北海道日本ハムファイターズ及び近隣の柏市を拠点とするJリーグのサッカーチーム・柏レイソルとのイベントなどにおける連携を通じて、地域に根ざした両者の知名度や集客力の向上と、地域への愛着を生むきっかけづくりを進めています。

このような地域活性化施策のための全庁的な推進体制を構築するため、平成20年度から「地域活性化推進プロジェクト」に取り組んでおり、職員の自由な発想による地域活性化の100を超えるアイディアを集約して策定した「成長の戦略プラン」の具現化を進めています。実現した施策の例としては、駅におけるファイターズの応援歌の発車メロディーや職員のポロシャツの着用などによるファイターズタウン鎌ケ谷のPR、緑のカーテン普及事業、駅前の観光案内看板設置などがあります。

また、市のキャラクターPR事業の一環として、市にまつわる様々なテーマのキャラクターを集めた「かまがや盛り上げ隊」を作成し、市の行事などで活用しています。 その他、平成23年度に実施した事業としては、市のちょうど真ん中を通っている東経140度線のPR、降った雨の水が手賀沼・印旛沼・東京湾の三方向に分かれている分水嶺のPR等があります。

さらに、平成23年度は市制施行40周年を記念して、北海道日本ハムファイターズのファームマスコット“カビー”の住民登録及び住民票作成、市民の歌である“きらり鎌ケ谷”のCDジャケット作成等も実施しました。また、キャラクター関連では、平成23年度は農産物ブランドマスコットキャラクターとして、“かまたん”が誕生しました。緑あふれる北総台地の温暖な土地である鎌ケ谷をPRするために生まれてきた梨と野菜の妖精として、多くの市民に親しまれています。

地震に強いまち「鎌ケ谷」

平成23年3月11日に発生した東日本大震災において、近隣市が液状化等の被害を受けた中、本市を含む北総台地に位置する自治体の被害は比較的軽微なところでした。本市は、地盤の固い北総台地に位置し、市のほぼ全域が揺れにくい地盤となっています。この強固な地盤を活かしたまちづくりをシティプロモーションの一環として進めて行く中で、市内外の皆様に“鎌ケ谷に住みたい、鎌ケ谷に住み続けたい”と思っていただけるよう な取り組みを推進していきます。

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