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千葉の地域紹介

未来へ向けて 夢発信 いちはら
自然の恵みと、先人の培った上総の伝統、輝かしい未来に向かって

自治研ちば vol.12(2013年10月)より転載

<シリーズ千葉の地域紹介>

…市原市職員労働組合 須藤和人

小湊鉄道(市原市)

海苔の豊富な海がありました。

緑濃い山野がありました。

千葉の方言しか話さない人々がいました。

今、海は石油コンビナート工場の沖あいにあります。

山野には、日本有数のゴルフ場(33施設・全国1位)が芝を張っています。

そして、全国各地から集まった労働者が家を持ち子供を育て、標準語が多く語られています。

王賜銘鉄剣の出土で、遠いはるかな昔に明るい文化が開いていた市原市。

昭和38年5月1日、市原・五井・姉崎・市津・三和の5町が合併し、県下19番目の市として
人口7万2,788人で誕生した市原市。さらに、昭和42年10月には、南総町、加茂村を編入して今日に至っております。

今年4月1日現在の総人口278,276人。

面積368,20平方キロメートル県内で1番広い市域を持ちます。

今年5月1日に市制施行50周年を迎えました。

中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス

今年市制施行50周年を迎える市原市では記念事業として、「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」を開催します。

この芸術祭は近年、少子高齢化が進む南部地域を中心に、豊かな自然や田園風景、地域に根差した生活・文化などの資源を活かし、アートを媒介として国内外の次世代を担うアーティストと地域住民・企業・行政が連携しながら、継続的な地域活性化の礎を築くことを目的にしています。

「瀬戸内国際芸術祭」や「越後妻有大地の芸術祭」を企画・演出する北川フラム氏を総合ディレクターに迎え、アーティストは現代アート、演劇、食など様々な分野の専門家が世界各国から集まります。

市原市は、都心から約一時間で来ることができる首都圏のオアシスであることから、「晴れたら市原、行こう」を合言葉としてピクニックやハイキング気分で気軽に参加できる芸術祭を目指しています。

これらのイベントに加え、旭市の自然の恵みを常に提供できる環境を構築するため、現在、旭中央病院東側にて「道の駅」の建設を計画しております。さらに、旭市のイメージアップキャラクターとして、昨年12月に一般公募により選ばれた「あさピー」が、今年4月にデビューを果たしました。これからも旭市は、震災からの復興に邁進し、「豊かな自然が作り上げる健康都市」として、市内外にアピールしていきます。

桜と菜の花が満開の市原へぜひお越しください。来年の春は、晴れたら市原、行こう

<開催概要>
 ・会 期:平成26年3月21日(金・祝)~5月11日(日)52日間
 ・会 場:市原市南部(小湊鐵道上総牛久駅~養老渓谷駅一帯)
 ・主 催:中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス実行委員会
 ・総合ディレクター:北川フラム(アートディレクター)
 ・作品数(予定):40
 ・参加作家:AigarsBikse(ラトビア)、姜侖秀(韓国)、IzharGafni+CardboardTechnologies(イスラエル)、岩間賢、藤本壮介、指輪ホテル、NPO法人市原星空キャラバン隊ほか(7/4日現在)
 ・活用資源:閉校した小学校、小湊鐵道、豊かな自然、地元産農作物等
 ・問合せ:中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス実行委員会
  電話番号0436-50-1160 URL:http://ichihara-artmix.jp/

市原市マスコットキャラクター「オッサくん」

上総いちはら国府祭りのマスコットキャラクターとして誕生した「オッサくん」。 市制施行50周年を機に、デザインも新たに市原市のマスコットキャラクターになりました。

「オッサ」とは、市原市の方言で「そうだよ」とか「もちろんそうだとも」という意味。 市の鳥・ウグイスをモチーフに、頭には市の花・コスモス、ポシェットには、市の木・イチョウをデザインしています。シャキっとした元気な性格で、いつでも『オッサ』=YESと前向きです。

南市原・中房総の新たな玄関「市原鶴舞バスターミナル」

市原鶴舞バスターミナル

平成25年4月に開通した圏央道市原鶴舞インターチェンジのすぐ近くに南市原・中房総の玄関口として、市原鶴舞バスターミナルは誕生しました。

高速バス・路線バスの発着点としてだけではなく、南市原・中房総地域の総合観光案内板を設置し、観光情報の拠点として魅力いっぱいの情報を発信しています。

また、待合所前の広場は、イベントスペースとして開放されており、現在は地元の方による産地直売会等が行われています。交通拠点としての機能だけではなく、観光振興・地域活性化に寄与する新しいバスターミナルの形を示していきます。

市制施行50周年記念 上総いちはら国府祭り

歴史や文化に根ざしたふるさと市原の魅力を市内外に発信し、多くの方々に訪れて頂く事でまちの賑わいを創出するとともに、市民の幸福度の増加や誇りや郷土愛を育むことを目的に10月の最終週の土・日に開催されています。

祭りを「集団で楽しむ」「見て楽しむ」「やって楽しむ」ということから「幸福」を感じることができます。 上総の国の「国府」から全ての人々に「幸福」を提供するものです。 昨年は2日間で約10万人の観客の方々に訪れていただきました。

市原湖畔美術館(市原市水と彫刻の丘)

平成7年11月11日に「市原市に水と彫刻の丘」としてオープンし、直接触れて鑑賞できる彫刻の展示や、様々な企画展が開催されていましたが、平成23年度から改修工事を行い平成25年8月3日に、「市原湖畔美術館」という愛称で本市の観光振興、芸術文化振興、地域振興等の場としてリニューアルオープンをしました。また、アート×ミックスの中核施設としての役割を持っています。

高滝湖を展望できる敷地内には、千葉県の旬の食材をのせ、本格石釜で焼き上げたピザなどを提供するイタリアンレストラン「Pizzeria BOSSO(ピッツェリアボッソ)」も新たにオープンしました。

市原湖畔美術館(市原市水と彫刻の丘)

9.9ha(東京ドーム2個分)の公園には、さまざまなイベントに対応できる常設ステージのあるイベント広場や広大な芝生広場そして水辺を散策できる修景池などが整備されています。

夏場には子供が水遊びできるジャブジャブ池やスケートボードなどを楽しむことのできるスケートコートオリプリランドもあり、連日多くの人々が来園し賑わっています。 この上総更級公園は防災機能も備えていることから災害時の一次拠点としての活用も可能となっています。

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