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活動報告

調査・研究

茂原市財政分析研究会(2010年6月~2011年10月)

茂原七夕祭り

茂原市は、千葉県のほぼ中央東部に位置し、都心から約70km圏内、千葉市から約30kmの距離にあります。そのため、東京や千葉市への通勤・通学が可能な利便性の高い地域として、住宅開発が進み、人口も10万人を目前に穏やかに伸びています。

また、豊富な地下資源である天然ガス・ヨードや広大な工場適地等を背景に有力企業が立地し、県内屈指の最先端分野を担う工業集積を築いています。 さらに、長生郡市などの周辺地域における人口・商業・産業集積の場であり、地域の拠点として業務等の就業の場、商業・医療等の生活面での都市的機能の充実した場として、ますます機能充実を図ることが期待されています。

その一方、かつては、茂原駅前を中心とした商業圏として賑わいを見せていましたが、近年は国道128号沿いなどに郊外型大型店舗が増えるなど、県内の自治体が抱える中心市街地空洞化などの問題を有する点は、県内自治体の典型ということもできます。

目を転じて我が国全体を見渡してみると、茂原市のように、当該地域を代表する10万人規模の自治体が地域の活力を担っており、これらの規模の自治体の安定的な財政運営が地域における公共サービスの安定的供給につながるものと考えられます。

このような状況を踏まえ、当研究会では茂原市を財政分析の対象として取り上げ、茂原市が有する財政上の課題などを研究することで、県内自治体そして我が国の自治体が抱える財政的な課題を知り、その課題を改善するための政策提言にむけた研究に取り組んでいくこととしました。

2010年6月から調査・研究を開始し、2011年10月に調査・研究結果を「報告書『茂原市財政のきのう・きょうとあした-主として決算カード分析を中心として-』2011年10月」として取りまとめました。

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